フラワーベッド・テーブルは全ての人が屋外でガーデニングを楽しめるように作られた大型 プランターです。
座った姿勢の座位、立った姿勢の立位の両方の姿勢でガーデニングの作業を楽しむことができます。
高さを設けた構造はレイズド・ベッド(Raised Bed)という形式のひとつになります。
ガーデニングの祖国英国の言葉ではRaisedは持ち上げられたという意味があり、この場合のBedはガーデニングでいう植栽面のことを指します。
持ち上げられた植栽面というような意味合いになります。
元々は植物を植える場合、地面が植栽面であるためにしゃがみ込んだり、地面に座ったり、うつむいたり、腰を曲げたりという窮屈な姿勢を長時間とらなければなりません。
その結果腰を痛めたり、足が吊ったり、胃が痛くなったり、憂鬱な気分になることはしばしば言われることです。
そこで、窮屈な姿勢をしなくても良い方法として英国ではレイズド・ベッドが考案されたのです。
レイズド・ベッドの形状には多々あります。
地面よりも意図して高い位置に植栽面を設置していればレイズド・ベッドと考えることができます。
囲いを作って土を盛り植栽面を高くしたり、プランターも目的によってはレイズド・ベッドと考えることができます。
そして、座位でも作業をしやすくする形としてテーブル型にしたのがフラワーベッド・テーブルです。
このように、窮屈な姿勢をとらずにガーデニング作業ができる様にしたのがレイズド・ベッドですが、バリアフリーの考え方にも応用できます。
多様性やユニバーサルな使用にも適応するデザインでもあります。
ユニバーサルな使用を視野に入れれば、例えば車椅子での利用も視野に入れたい項目のひとつです。
全ての条件を満たすことは難しいのですが、フラワーベッド・テーブルは最も多く利用されている車椅子の規格を照準に設計されていて、
一般的な車椅子に座って、体や椅子がレイズド・ベッド本体にぶつからない様にしたり、つま先がぶつからない奥行き寸法を選択することができる製品デザインの方法をとっています。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、本記事ではフラワーベッド・テーブルの新しい規格を紹介したいと思います。
上記の様に、決められた椅子高さに座って、使いやすさを絶対条件にした場合に、ベッドはある程度の高さに抑えなければなりません。
多くの場合、椅子の高さは決まっているからです。一般的に400〜450mmです。屋外使用だと数十ミリ高く設定します。
そうすると、これに合わせた違和感なく使用できるテーブルの高さは700〜750mm程度となります。
植栽は用土の深さとそれを支える構造材の厚さが必要です。
条件として膝上高さを660mmと決めた場合、高さを抑えるべく設定が従来規格のフラワーベッド・テーブルです。
しかし、ユーザーの皆様方からは植栽深さが薄くて使用を断念したという声が少なからず寄せられました。
この度、多くの人たちに使って頂きたいという考え方からすれば、広い範囲の製品開発を行うべきと考え改め、植栽の深い製品を追加致します。
この度 追加する製品と既成の製品との寸法上の違いを下表に整理しました。
製品種類 | 植栽深さ (mm) | 植栽面高さ (mm) | 膝上高さ (mm) | 特徴 |
既成型 (浅底) | 160 | 850 | 660 | 必要な膝上高さを確保しながら、使いやすい植栽面の高さを設定する最低限の植栽深さを採用している。 |
新追加型 (深底) | 220 | 910 | 660 | より深い植栽により、選択できる植物の範囲が広がる。 保水量が大きくなり、乾燥の頻度が少ない。 |
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