大型プランターの素材と環境への影響について

FRPプランターを2年使用後20230708

グローバルな持続可能性についての議論が盛り上がっています。

特に地球温暖化や地域的な高温傾向がその話題に意識を向けさせます。

都市緑化やガーデニングについては、ヒートアイランド現象の緩和なども期待されます。

♦︎FRP製プランター:

石油を原料とするポリエステル樹脂とガラス繊維の複合材です。これを材料とするプランターは大きく、同じ品質のものを大量に生産することができるのが特徴です。

おおよそ、使用耐久性は10年、景観耐久性は3年、10年残存率は60%であり、客観的にみて使用年数は5年です。

使用後のリサイクルについては、FRP製品はリサイクルされません。一般的な処分の方法は焼却処分となっていますが、行政によって異なります。現状の処分方法は最終処分場にて地中埋め立て処理です。埋め立て処理は最も簡単な方法ですが、廃棄物は将来に持ち越され、環境に悪影響を与えます。

つまり、FRPは化石資源を使用することと、埋め立て処理を行うことが環境への影響を残す素材となっています。

♦︎ポリエチレン製プランター:

再生可能な素材であるが、現状では、終処分場での埋め立て処理をおこなっている状況です。

この素材の再生と廃棄物に関する内容は、メーカーの取り組みが行われていないことが課題となっています。

♦︎素焼き製プランター:

土を焼成してつくる製造方法です。

素材は粘土であり、使用後は風化作用の破壊で土に戻る。

♦︎木製プランター:

持続可能な森林資源を使うことにより環境負荷が小さく、再生可能な素材になります。

使用を終えたプランターは、自然界にて風化作用により分解し土に戻ります。

耐久性のある木材を使用することにより長期使用が可能で、少ない資源量で都市に多くの潤いを与えてくれます。

SDGsなどが盛んに叫ばれる時代です。都市景観やガーデニングについても環境問題に取り組む必要がありますね?

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